魔術の誘い(3)

※本記事をお読みになる前に、「魔術の誘い(1)」から一読されるとよりこの記事を楽しむことができます。

おはようございます。箱の中のユーフォリア代表のDaigonです。
「魔術の誘い」は本日で三回目です。私的にはもう三回目なのかと驚くばかりです。
毎回読んでくださる方々に心よりお礼申し上げます。
それでは、本日もよろしくお願いします。

本日は「錬金術」の基本的概念を考えながら、錬金術とはなにかということをお話させて頂きます。
まず錬金術とは、簡単に言ってしまえば「卑金属を貴金属に変換する」という学問です。
現在では、化学の基盤となった存在であることが有名ですね。
化学のものである元素周期表なども、錬金術の素材表と似ています。この点からも錬金術と化学は密接に関わっています。

そして錬金術の歴史は、学問の中でもとても長いものです。
世界各地で突発的に発生したため、あまり明確な起源はないのですが、古代ギリシャで金を生成する術を考えていたと言われています。

現在認知度の高い錬金術の形成は、ヨーロッパの魔術がイスラム世界と交わり戻ってきた形式のものです。
その逆輸入的な錬金術の理念は、万物融解液により物質から性質を取り出し、その性質に宿る精力そのものの原理を知り生成するものです。これから考えると、金を生成するというのは過程に過ぎません。
根源としてあるものは生命をさかのぼり緒元を発見する行為、「不老不死」を目標としています。
事実、全盛期である中世ヨーロッパの錬金術は、魔術的作用が大きく、賢者の石などの霊丸や、ホムンクルスのような生命体の製作。
全ては生命とつながります。

ではなぜ全盛期である中世ヨーロッパでは、古来の錬金術ではなく不老不死を語る錬金術を用いたのでしょうか。

それは貴族達の不老不死に対する飽くなき欲求からです。
上流の貴族達の保護下には、顧問錬金術師と呼ばれる人物がいました。
彼らは膨大なお金を消費しながら、用意された研究室でひたすら錬金術の研究をしていました。
中にはお金が欲しく、嘘を吐いて適当に研究をしていた錬金術師もいました。

ですが、時代の流れで技術が発展していくにつれて錬金術は、化学の提唱により吸収される形となりました。

現在、化学の理念は「この世に存在する物質全ての性質を理解すること」です。
物質の性質を取り出すという錬金術の概念と似ていますね。
錬金術は確かに現在は魔術の分野として生きていますが、化学という名前で形態を変えて生き続けています。
案外、魔術は身近にあるものですね。

錬金術は魔術外にもおよぶ程に、とても奥が深いのでご自身でお調べになるとより理解を深めれると思っています。
次回は、「近代に生きる魔術」についてお話させて頂きます。
拙い文ですがここまでお読み下さり、ありがとうございました。

Daigon

【用語参考】
魔女狩り(ジャン・ミシェル サルマン)
法の書(アレイスター・クロウリー)
錬金術―宇宙論的生の哲学(沢井 繁男)
大英博物館設置資料
その他自研究資料より。

注:個人的な解釈などが随所にありますのでこれが絶対論という訳ではありません。その程ご容赦下さい。

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